モンキー・パンチの追悼本に貸本作家時代のデビュー作、青山剛昌らの寄稿も

「追悼、モンキー・パンチ ある漫画家の、60年の軌跡」

モンキー・パンチにスポットを当てた「追悼、モンキー・パンチ ある漫画家の、60年の軌跡」が双葉社より発売された。

「追悼、モンキー・パンチ ある漫画家の、60年の軌跡」にはモンキー・パンチのイラストギャラリーや双葉社から刊行された単行本カバーや「ルパン三世」の扉絵紹介、盟友とも言えるバロン吉元をはじめ、アニメ「ルパン三世」の浄園祐プロデューサー、「ルパン三世」のパチンコ台を手がけ2019年6月に行われた「モンキー・パンチを偲ぶ会」で友人代表として弔辞を読んだ石橋保彦氏など関係者へのインタビューを収録。さらにモンキー・パンチの貸本作家時代のデビュー作「死を予告する鍵」の原稿、バロンやちばてつや里中満智子永井豪松本零士秋本治青山剛昌みなもと太郎らからの寄稿が収められたほか、漫画アクション2019年15号(双葉社)に同誌縁の作家陣が寄せた追悼色紙を一部加筆して再録している。

なお「ルパン三世VS名探偵コナン」などで「ルパン三世」とコラボしている青山は、寄稿で「モンキー・パンチ先生との一番の思い出は、『ルパン三世 VS 名探偵コナンThe movie』の時、灰原が不二子ちゃんに「がっかりさせないで、昔のあなたはそうじゃなかったでしょ?」ってセリフを勝手に入れてしまって、モンキー先生に多分、怒られちゃうなと覚悟していたら、試写会で先生に『あのセリフで不二子がリアルになった。ありがとう!』と逆にほめられて、めちゃくちゃうれしくてさらに輪を掛けて、先生の大ファンになってしまった事です!(笑) ルパン三世は永久に不滅です!!」と語った。